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  • FDB Møbler D20 CoffeeTable

    Poul M. Volther 117,000円(税込) Contact

Description

モーエンセンが初代FDBモブラー代表を辞める際に、モーエンセンの親友でもあるハンス・J・ウェグナーに推挙され2代目代表の大役についたのがポール・M・ヴォルタです。ハンス・オルセンの工房でも修行をしていた家具職人で、家具製作に非常に長けていました。

ボルターはモーエンセンの「家具を人を幸せにする」という信条をしっかりと受け継ぎ、流行などにとらわれず、シンプルで機能的な安価な商品の開発に力を入れていました。

ボルターの代表的な作品にFDBモブラーのナンバーワンヒットとなったJ46がありますが、このテーブルもJ46と同様に、上質な素材を使用し、シンプルで加工しやすく設計されています。

代表に就任した1950年からFDBモブラーでいくつかのテーブルをデザインしていますが、D20のマテリアルに使用されているバーチは緻密で比較的、重い材でキズに強く、よりしっかりとした安定性を保ってくれます。

下部に取り付けられた棚の部分はデザイン性と機能性をよく考えて設計されていて、程よい間隔で取り付けられているので、読み物などを収納しているときも、何も置いてないときもでも、このテーブルを美しく演出してくれます。

天板のサイズや丸みのある角、程よい脚部の長さで設計されたバランスの良いD20は、ボルターが、流行などに左右されず、ずっと使ってほしという作り手の思いが伝わってきます。

どんなお部屋にもなじむシンプルでありながら、しっかりとした構造のD20は、これから長く愛着を持って使っていただけるテーブルです。

それぞれのシーンに合わせてご使用いただけるように、サイドテーブルとコーヒーテーブルの2サイズからお選びいただけます。

Detail

  • 生産国
  • Europe
  • サイズ
  • W1200 D550 H550(mm)
  • マテリアル
  • birch(ラッカー仕上げ)

Designer

Poul M. Volther

ハンス・オルセンの工房で修業した後にThe School of Arts and Craftsを卒業、マイスターの資格を得る。卒業後はThe Danish School of Art and Desigで教師として若手デザイナーの育成に尽力した。

1949年にウェグナーに紹介され、FDBに入社。翌1950年にはモーエンセンが勤めていたデザインマネージャーを引き継ぎ、彼の「家具は人々の生活を向上させる」という信念も同時に引き継ぎ、指針とする。モーエンセンが家具により行った人々への職や金銭の確保でなく、手に取りやすい機能性とシンプルさ、手軽さを強調した「J46」はFDB最大のヒット商品といわれており、 1950年代のデンマーク家具職人ギルドの展示会では毎年のように出品されていた。FDBを1956年に退職すると同時にデンマーク国内の応用芸術学校で再び教師となる。彼の指導によりそのシンプルなデザインをベースとして用いるデザイナーは多い。

デザイン・機能面では完璧主義で、流行などの短命な家具を嫌がり、丈夫でシンプルなデザインを多く遺している。ウインザー家具を源流とする現代スウェーデン風のペグチェアをモデルとし、デンマークの人々の暮らしの質を向上させた。

代表作に『J46』『J48』『コロナチェア』などがある。