建築家アイヴァン・A・ヨハンソンは、わずか33歳の年齢で、ボーエ・モーエンセンとヴォルタにより推挙され3代目のFDBモブラー代表に就任しました。彼の任期は3年ほどしかありませんでしたがこの前任の2人に負けないほど、このJ67を含め素晴らしい作品を数多く残しました。
J67はFDBモブラーの中では希な大きな成型合板の背で構成されており、女性らしさと男らしさの間の微妙な視覚的なバランスを持った美しい椅子に仕上がっています。
絶妙な曲面が作り出す後ろからの姿がまた非常に美しく、FDBモブラーも「完璧なイディオム」だと褒め称えています。
J67はオーク材とビーチ材で出来たものから、お好みでお選び頂けるようになっております。
1956年よりFDBモブラー3代目代表。家具の職人技術を習得後、王立芸術アカデミーの前身であるデザイン学校の家具部門で研究に従事。生活に即した美的な感覚を形に踏襲し、独特の世界観で個性的な作品を輩出。代表作にアイチェアなどがある。