「デンマークモダンデザインの父」と言われるコーア・クリントの弟子で、 デンマーク黄金期の基礎を築いた一人。
後にFDBの監修を担う、コーア・クリントが主任教授を務めていた王立芸術アカデミーを1925年に卒業。そして1925年から1932年まで、コーア・クリントの事務所で勤務し、製品に求められる機能の重要性、シンプルなフォルム、受け継がれてきた伝統的な技巧などデザインの基盤となる様々な事を学び、1934年には個人事務所を設立。
機能主義を原則とし住宅、家具、テキスタイル、銀製品のデザインや執筆など幅広く活躍し、 中でも、コーア・クリントの紹介で、老舗家具メーカーのルド・ラスムッセンへ1932年にデザイン提供した、MK99200フォールディングチェアは、折りたたみ式椅子の代名詞となる。
1950年から1968年の18年間、王立芸術アカデミーの教授を務め後進の指導も行い、デンマークデザイン業界へも貢献した。